8月も終盤を迎え、そろそろハゼ釣りに行ってみようかと思い始めていた矢先、東京で仕事が入ったため週末は東京に滞在しなければならなくなりました。昨日初めて東京でハゼ釣りにチャレンジしましたが、釣果はゼロ。夢の島緑道公園にいた釣り人にインタビューしたおかげで東京のハゼ釣りスポットを教えてもらうことができました。本日2日目ということで、何としてもハゼを釣りたいという熱い思いで江戸川区船堀までやってきました。
船堀へのアクセス
新宿から地下鉄1本で行ける
トーマスにとって船堀はご縁がない土地でしたが、電車で行こうとすると結構便利です。都営新宿線を本八幡行きに乗ると大島団地の先、荒川を渡ってすぐに船堀駅があります。新宿からの所要時間はちょうど30分です。駅を降りて荒川方面に向かって歩いて10分ちょっとで荒川と並行して流れる中川の防波堤に到着します。その中川に流れ込む新川という川の合流地点に水門があります。こここそが、昨日夢の島緑道公園にいた釣人から教わったハゼのポイントだと思われます。その水門のそばにはセブンイレブンがあるのですが、少し手前に釣り具店があります。
餌は船堀の釣具店で購入
お店の入口には飲料水の自販機はありますが釣り餌の自販機はありません。店内で購入です。恐る恐る中に入ってみました。店内は昼間ということもあり、電気が消えているため、少し暗く感じます。人気を感じない雰囲気でしたが、すぐに「今行きますからちょっと待っていてください!」という元気な女性の声がひびき渡りました。この釣具店を切り盛りする女将さんのようです。一瞬、トーマスが富山で釣りをする時にいつも立ち寄る釣具店のお母さんを思い出し、イメージがかぶりました。
船堀の釣具店「釣房」の女将さんはとても親切
「ハゼを釣るの?」と女将から聞かれ「そうです!」と答えたところ、女将さんは、「青イソメ」が太いものしか入って来なくてごめんなさい。ちょっと面倒だけど細かく切って使ってね。と、説明されました。さらに、トーマスのバックパックに差してある投げ竿(DAISOで買った1000円のもの)を見て、「その竿は流れの強い中川だと厳しいので流れの緩い新川の水門で釣りをした方が良いよ、と教えてくれました。どこから来たのかとか、昨日若洲公園に行ってみたことなど、しばらくおしゃべりをして気分よく店を後にしました。
初心者には「中川」ではなく「新川」がおすすめ
釣具屋さんから歩いて5分
「釣房」の女将さんから教わったとおりに、住宅の路地を抜けて「新川」に着きました。ここの正式な地名は「新川西水門公園」となっており、ランドマーク的な建物である「火の見やぐら」と呼ばれる木造の塔が建っています。河岸も整備されており、川沿いに散歩を楽しめるように歩道があったり、川を望むベンチもあります。柵もあるのでお子さん連れでも安心です。散歩やサイクリング、ジョギングコースにもなっています。
大きなトイレがあり便利な場所
最も有難いのは、釣り場のすぐ近くに大きな公衆トイレがあります。手洗い場も綺麗ですので汚れた手を洗うのにも便利です。トイレがあるというのはとてもアドバンテージが高いですね。こんなに便利な場所であるにも関わらず、釣りをする人があまりいないので東京の釣り場であっても大混雑してません。
釣り方はぶっ込みでOK ただし根掛かりに注意
新川西水門公園での釣り方は分からなかったので「釣房」の女将さんに尋ねたところ、オモリと針をつけてそのままぶっ込みで釣って大丈夫だと聞いたのでそのようにして釣りました。仕掛けまで聞かなかったのですが、持っていたハゼ釣り用の仕掛けで投げ込みました。川底に仕掛けを引きずりながら手前に引き寄せて来ることはできますが、所々に水草が生えているようで、根元の茎に針やオモリが絡まると根がかりしてしまいます。水中カメラで見ることができないので、何回か引っ掛けて経験を積んでいくしかないです。ということで、トーマスは場所を移動せずに出来るだけ根がかりがしない安全なポイントを狙って何度も投げ込みをしました。
新川西水門のハゼ釣りスタート
第1投目からハゼがヒット!
新川西水門でのハゼ釣り第1投目、投げ込んで糸をピンと張ろうとしたすぐ矢先、グングングンと竿先がしなり、あきらかに何かが釣れている感触が分かりました。バラさないようにゆっくり巻き上げると、針から逃れようともがく感じがします。何が釣れたのかワクワクしながら上げると、見事本命のハゼでした!小振りではありますが、天ぷらでいただくには十分な大きさです。記念すべき東京ハゼ釣り第1号です。いつ見てもハゼは可愛い顔をしています。
次に釣れたのはシーバス(稚魚)
これは今日は幸先が良いぞと期待十分で第2投目を行い、しばらく待っているとまた、強いアタリがきました。さらに大きめのハゼなのでは?と期待に胸を膨らませて引き寄せるとキラキラ光る魚影です。手元に引き寄せてみると、釣れたのは何とシーバスの稚魚です。成魚だと60センチ以上になるのですが、トーマスが釣った魚は18センチぐらい。セイゴと呼ぶのでしょうか。持ち返ってホイルバター焼きにして食べてみようかとふと思いましたが、可愛そうに思えてきてリリースすることにしました。また大きくなったら釣れてくれれば良いなあと思いつつ見送りました。
本日の釣果は
さて順調に思えた新川西水門公園でのハゼ釣りですが、その後根掛かりによりオモリごと仕掛けを失うなど、アクシデントがあり、パタッと釣れなくなってしまいました。やはりずっと調子のよい状況が続くわけにはいかないですね。しばらく全くアタリが来なくなりました。久しぶりにようやく釣れたと思いきや、見慣れない魚 ー 「ブルーギル」でした。地元の釣り人に教わったのですが、昨今の温暖化により水温も上昇して熱帯魚であるブルーギルまでよく釣れるそうです。釣り好きにとっても水温の上昇はいろんなトラブルを引き起こす原因になりかねないです。
時計の針が夕方5時を差そうとする頃、もう竿を畳んで帰る頃だと思っていた時に、再び強いヒキがあり釣り上げてみたところ、嬉しいハゼでした。結局本日の釣果はハゼ2匹、セイゴ2匹、ブルーギル1匹でした。
まとめ
新川西水門公園の釣りスポットは若洲釣り公園のように釣り人で激混みではないため、ストレスを感じずに釣りを楽しむことができます。また、川の流れが緩やかなので、仕掛けが流されることはなく、竿も短めの物で十分楽しめます。釣れる魚は多種多様でハゼはもちろんセイゴも釣れます。地元の釣り師に聞いたら、何と川なのに黒鯛も釣れることがあるそうです。また、うなぎを釣ったこともあるそうです。釣り上げてみたらうなぎだったらビックリですよね。地下鉄船堀駅からアクセスも便利で近くに親切な釣具屋もあり、餌を入手できます。清潔なトイレがあり、安心です。
これからも、簡単に釣りが楽しめるスポットをご紹介していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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