３月に入り、富山にも春の到来を感じさせる陽気が訪れるようになりました。富山県内のスキー場は今シーズンの営業が終了し、週末のレジャーはいよいよ海釣りへと変わります。
馴染みの釣具屋でまずは情報収集
何が釣れそうか？
いつも釣り餌を買っている釣具屋さんに行き、いま何が釣れているのかを聞いてみます。「３月の富山湾はまだ水も冷たく、魚はあまり釣れていません。四方の漁港で稚魚が釣れだしたよ。」と教えてくれました。やはり3月の富山の海はまだ本格的な釣りのシーズンではないようです。
釣り人はどんな餌を買っていくのか？
あまり釣れない時期だとしても、釣り人はどんな釣りを楽しんでいるのか、釣具屋さんに尋ねてみました。「今日は天気が良いから普通に投げ釣りする人も多いですよ。餌は青イソメも砂イソメもどっちも出ているよ。」ということで今回は越冬キスを狙ってみようと考え、砂イソメをチョイスしました。この釣具屋さんの砂イソメは身もしっかりしてとても元気が良く、魚が飛びついてくるぐらい美味しそうな餌なので気に入って買っています。
四方漁港に行ってみる
稚魚狙いの常連さんらしき釣り人がいた！
越冬キスをどこで釣ろうか悩みながら、まずはホームの四方漁港に行ってみました。快晴の日曜日の午後ということもあり、子供連れの家族が大勢釣りに来ています。そんな中、地元の人っぽい釣り人が稚魚を釣っていました。釣具屋さんが言ってたとおりです。ピーク時のように一振りで5〜6匹釣れるような入れ食いではなさそうです。1〜2匹ずつ釣れているようです。
まだ岸から離れた場所を回遊している
海を覗いてみたら、いました！鮎かイワシなのか、キラキラ輝く稚魚の大群が一生懸命泳いでいる様子が確認できました。岸壁近くではなく、少し岸から離れたところを泳いでいます。長めの振り出し竿で釣らないとポイントまで仕掛けが届かなさそうです。今日は短い竿しか持ってきていないので、次回は長めの振り出し竿を持って来て稚魚を釣ります。
富山新港東堤に行ってみる
黒鯛狙いのベテラン
四方漁港は前回の2月の投げ釣りでは全く釣れなかったので、今回は別の漁場にしようと決め、お隣の射水市にある富山新港東堤に行ってみることにしました。時刻は14時を過ぎていました。朝から釣りに来てもうみんな帰ってしまったのか、あまり釣り人がいません。黒鯛狙いのベテランが2名いて、1人は魚籠に数枚魚をキープされていたので、釣果があったものと思われます。黒鯛を釣り上げてみたいのですが、道具や餌、仕掛けなど、本格的なので素人には簡単には釣れません。
キス狙いで港内に向かって投げてみる
少し重めのオモリ（天秤8号）に少し大きめの針（キス•カレイ針9号）をつけて、黒鯛狙いの場所とは反対側の港内に向けて遠投してみました。ここでは、釣りをする際に一つ注意が必要です。乗合の釣り船が頻繁に港内を行き来するので、船の進路を邪魔しないように投げ込まなければなりません。船に仕掛けが巻き込んだシーンを見たことはありませんが、船が近づいてきたら仕掛けを巻き上げるなど、お互いに配慮が必要です。
初回からコチがヒット
投げてすぐに軽い引きがあり、その後は全く引きはありませんでした。ゴミでも引っ掛けたかと思い、巻き上げて見たら、小ぶりのコチでした。外道ですが、今シーズン初の釣果です。小さくても釣れるのは嬉しいです。記念に写真を撮りました。
強い引きで目が覚める
その後は全く引きがなく。寒さで体が冷えてきて体がこわばってくるようになりました。立山連峰に積もった真っ白な雪と青い空のコントラストに見惚れながら意識がだんだんモウロウとし始めたその時、竿先が急にしなり、海に向けて引きづられるような強烈なアタリがありました。フィッシュ・オンかを慎重に確かめるとちゃんと魚が乗っています！逃げようと断え間なく引っ張るアタリの感じながら水面に顔を出した魚を見ると、何と越冬キスでした！今シーズン初のキスとの対面。家に戻って測ったら20㎝でした。まあまあの大きさでした。
まとめ
３月になり気温も上昇して釣りを楽しむ陽気になりましたが、魚がよく釣れるコンディションではないので、忍耐が必要です。じっとしていると、風が冷たく体にこたえて風邪をひく原因にもなりかねませんのでちゃんと暖がとれる服装の準備が必要です。３月はキスを釣るにはまだ水温が低くて難しいですが、今回釣れた場所のようにやや大きめな船が頻繁に行き来する港内の砂地の深場を狙ってみると越冬キスに遭遇できるかもしれません。これからもっと暖かくなり、キスの活動も活発になってくるのが楽しみですね。
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