2021年11月7日(日曜日)富山マラソン2021が開催されました。コロナ禍により2019年以来2年ぶりの開催となった富山マラソン。前回は初挑戦で今回が2回目の挑戦となりました。2019年の富山マラソンは冷たい雨が降り続く中でひたすら我慢しながら走るしかなかったのですが、今年は晴天に恵まれて富山マラソンの醍醐味を十二分に味わうことができました。まだ参加したことがない方にとっても、参加経験があるもののまだ好天に恵まれたことが無い方にも、当記事をご覧になりぜひ来年の参加を検討いただけると良いなあと思つつ、ワタクシが撮った写真をご紹介しながら感想をお伝えしたいと思います。
大会前日(受付)
参加のエントリーは事前ネットで行われました。通常は4月上旬(2019年は4月6日エントリー開始)ですが、今年は新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言の発表を受けてエントリー開始が7月に延期になりました。富山マラソンに参加する人は前日の受付が必要になります。遠方から参加される人は宿泊が必要になります。受付会場は富山市総合体育館です。送付された書類と身分証明書を持参し提示してゼッケンをもらいます。
スタート地点が富山市から20㎞ 離れた高岡市にあるため、当日朝に富山市から高岡市に移動する人のためにシャトルバスの案内がありました。スタート地点の高岡市ま自家用車で行って駐車すると、ゴール後に高岡市まで車を取りに帰らなければなりません。
今年は新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、盛大なイベントとはなりませんでしたが、例年は協賛企業の皆様やボランティアの皆様で盛り上げてお祭りのように楽めます。
マラソンコース
富山マラソン公式サイトからコースマップを掲載させていただきました。
ご覧のとおり、富山県西部の高岡市を出発し、県中央の富山市がゴールとなります。
高低差は殆どありませんが、中間地点の新湊大橋(射水市)を通過する際に最もアップダウンがあります。15kmから25km地点のあたりは北アルプスをバックに富山湾を望む雄大なパノラマの景色を楽しみながら走ることができます。
当日スタート (高岡市)
当日スタートは午前9時ですが、集合時間は午前7時から8時40分までとなっています。ワタクシは7時30分に到着しましたが、既にスタート地点は大勢の参加者で埋め尽くされておりました。
天候は快晴でしたが、朝の最低気温は8度です。
ダウンジャケットなど温かい服装で現地に行きます。スタート時はダウンを脱ぎますので荷物が出てしまいます。こうして出た手荷物はスタートの高岡市からゴールの富山市まで協賛企業のトナミ運輸さんが無料で運んでくれます。リュックに手荷物を入れて担いで走る必要はありません。ゴールの富山市で手荷物を受取ることができます。
スタート直前にジャケットを脱ぐと急にトイレに行きたくなります。用を足そうとトイレに行ってみるとこのように長蛇の列になっていました。早めに済ましておくべきでした。
いよいよスタートです。とはいえ、1万人のエントリーですので、先頭がスタートしても前が詰まっていてなかなかスタートできません。
ようやく走り始めてまず最初にとった行動は「トイレに行く」でした。
中間地点のヤマ場(射水市)
富山マラソンのメインイベントと言えばやはり新湊大橋です。
海面から50メートルの高さを通過する富山のゲートウェイを一気に上り下りします。背後に立山連峰がそびえ立ちます。道路は自動車専用で普段は歩行者の立ち入りは禁止ですので、富山マラソンだけの特別扱いで走る・歩くことができます。
新湊大橋を渡る途中に富山マラソンの中間地点を通過します。多くのランナーがここでは走ることを忘れて記念写真を撮ったり、立ち止まったりします。
青空のもとで走ることができる喜びが最高潮に達する瞬間です。
ちなみに、新湊大橋の真下にある富山新港はワタクシがよく釣りをするスポットでもあります。釣り人の様子も気になりながら走っていました。
ゴール(富山市)
新湊大橋を後にして富山市まで残りあと15kmぐらいからは、体の調子が一気におかしくなります。脚の付け根の筋肉がやられて脚が上がらなくなります。腿に痙攣が起こり出します。身の危険を感じて走るのを止めてしばらく歩きます。歩いていてもやがて脚がつりそうになり、立ち止まって脚の筋肉を伸ばします。気を取り直してまた歩き出しますが、また筋肉が引きつります。思えば、2019年の富山マラソンも同様に25kmから35kmぐらいの区間は悶絶状態でした。前回は冷たい雨の中でしたが、今回は好天に恵まれて気分爽快で走っているので、前回のような苦しみは味わうことがないと信じ切っていましたが甘かったです。たまにジョギングをしますが、25km以上の距離を走ることはありませんから、きっと長距離を走るための筋力が備わっていないのでしょうね。
ゴールまであと2kmの富山北大橋付近まで脚を引きずりながら来るとようやく最後の力を振り絞ってペースアップすることができました。
富山県立美術館前を抜けると最終ゴール地点の環水公園にあるゴールに到着です。
ワタクシのタイムは5時間23分29秒でした。
2019年に冷たい雨の中で走った記録が5時間14分31秒でしたので、前回よりも9分オーバーでした。今回は好日のもと最高の景色を眺めながら気持ち良く走れたことが何よりも幸せでした。
番外編
ランナーのなかには思い思いに自己をアピールして楽しんで走っている方が多くいました。ワタクシにはたくさんのコスチュームが目に留まったのですが、特に記憶に残るのがこのお2人です。
ティンカー・ベルちゃん
力強い走りでゴールまであと2kmぐらいのところで抜き去られました。
犬さん。沿道で応援してくれる方たちをパフォーマンスで盛り上げてとてもサービス精神旺盛でしたが、後半はさすがの犬も疲れた様子でした。
まとめ
2019年初挑戦は最悪のコンディションで凍えるような冷たい雨のなかを黙々と走り続けて完走できたので、今回は完走するのは簡単でしょう!と腹をくくっておりました。しかしトレーニング不足が露呈し、25Kmあたりを過ぎたところで急速にペースダウン。脚が全く動かなくなってしまいました。タイムは前回よりを少しオーバーする結果となりましたが、雄大な北アルプス立山連峰の景色と、富山湾を橋の上から眺めながら走ってみて、改めて富山の持つ景観の素晴らしさを実感することができました。来年も是非エントリーしたいと思います。皆さんも一緒に走りませんか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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